いつも「地下アイドル戦線」をご覧いただきありがとうございます。 管理人です。
本日は、当サイトのランキング運用および今後の記事方針について、一つの大きな決断をご報告させていただきます。
結論から申し上げますと、長期間にわたりアクセスランキングや注目度ランキングで1位を独走していたFRUITS ZIPPERを「殿堂入り(レジェンド)」として認定し、今後はランキング集計の対象外とすることにいたしました。
なぜ今、この決断に至ったのか。 そして、私たちが考える「地下(ライブアイドル)」と「地上(メジャー)」の境界線とは何なのか。 先日公開した記事『【2025年実績】地下アイドル戦線的勢力図』にいただいた多くの反響への回答も含め、サイトの運営方針をお話しさせてください。
殿堂入りを決めた理由
最大の理由は、「彼女たちが強くなりすぎたから」です。
当サイト「地下アイドル戦線」の醍醐味は、「明日の順位も読めない群雄割拠の面白さ」にあります。 昨日の無名グループが今日のスターになり、数ヶ月後にはZeppに立っているかもしれない……そんな激しい流動性こそが、このシーンの魅力です。
しかし、現在のFRUITS ZIPPERは、検索数、SNS言及数、動員力、そのすべてにおいて他を圧倒しており、ランキングが固定化されてしまっています。 これでは、サイトの本来の目的である「地上に比べてスポットライトを浴びにくい、これからの原石に刮目する」という機能が果たせなくなってしまいます。
これは「排除」ではありません。 地下アイドルという枠組みを完全に飛び越えた彼女たちへの、当サイトなりの「最大級の賛辞(卒業証書)」です。
今後のサイト上での扱いについて
今回の「殿堂入り」に伴い、システム上でもFRUITS ZIPPERを比較・一覧対象から外す対応を行います。 具体的には、本日から以下のコンテンツから情報が除外(非表示)となります。
- グループ一覧
- YouTube再生数ランキング
- Xフォロワー増加数ランキング
- doltubeの動画リスト
これらはすべて「現在の勢い」や「新しい動画の発見」を目的とした機能です。 圧倒的な数値と投稿頻度を持つFRUITS ZIPPERが含まれていると、他のグループの急上昇データや、新作動画が埋もれてしまい、「新しい推しを見つける」というサイトの機能が阻害されてしまうためです。
なお、これまでに公開した記事やインタビュー、過去の特集ページなどは削除せずそのまま残ります。「殿堂入りアイドル」として、アーカイブを引き続きお楽しみください。
「地下じゃないだろ」というご指摘について
先日公開した『2025年実績・勢力図』において、FRUITS ZIPPERを掲載した際、多くの読者の方から「いや、もう彼女たちは地下アイドルじゃないだろ」「その枠で語るのは違和感がある」というご指摘をいただきました。
改めて振り返れば、そのご指摘はもっともです。
レジェンドの系譜に並んだ日
過去、このシーンからは偉大なグループたちが巣立っていきました。
- 路上ライブから国立競技場へ駆け上がったももいろクローバーZ
- 秋葉原の小さな店舗からサブカルチャーのアイコンとなったでんぱ組.inc
- ライブハウスの熱狂をそのままドームへ持ち込んだBiSH
彼女たちはある地点で「地下」という揺り籠を壊し、「地上」という広い世界へ飛び出していきました。 2025年の実績、そして2026年の東京ドーム公演を見据える今のFRUITS ZIPPERは、間違いなくこの「レジェンドの系譜」に並びました。
もはや彼女たちは、ライブハウスでしのぎを削るライバルではなく、シーン全体が目指すべき「星」です。
それでも「地下出身」と呼びたい理由
ただ、一つだけ強調しておきたい事実があります。 今の洗練された姿や「レコード大賞最優秀新人賞」という肩書きだけを見ると、彼女たちが最初からエリートだったように見えるかもしれません。
しかし、つい数年前のデビュー直後、彼女たちは確かに「ライブハウス」にいました。
渋谷や新宿で行われる対バンライブのラインナップに、他の地下アイドルたちと並んで名前を連ねていました。ライブが終われば、フロアの隅やロビーで特典会を行い、ファンと直接言葉を交わしていました。 「ふらっと立ち寄って、それほど並ばずにメンバーとチェキが撮れた」……そんな距離感の時代が、確かに存在したのです。
彼女たちは最初から地上にいたわけではありません。現場の熱気の中からスタートし、信じられないスピードで駆け上がっていったのです。 だからこそ、当サイトは敬意を持って「地下アイドル出身のレジェンド」として送り出したいのです。
【コラム】なぜ「超ときめき♡宣伝部」はランキングにいないのか?
ここでよく頂く疑問にお答えします。 「FRUITS ZIPPERが除外なら、同規模の超ときめき♡宣伝部(とき宣)はどうなんだ?」という声です。
結論から言うと、とき宣は当サイトの定義では、最初から「地下」のカテゴリには含まれません。
理由は「血統」です。 彼女たちは、ももクロやエビ中を擁する名門・スターダストプロモーションの所属です。活動初期からライブハウスを回っていたとはいえ、その系譜は「インディーズの地下アイドル」というよりは、「メジャーアイドルの正統後継者」としての道でした。 また、『すきっ!』の世界的ヒットによって、FRUITS ZIPPERが登場するよりも前に、すでに「世界に見つかる」フェーズを完了しています。
とき宣は、地下アイドル戦線における「ランキング対象」ではなく、「今のアイドルシーン全体を牽引するトップランナー(比較対象としての天井)」という位置づけになります。
ポスト・FRUITS ZIPPER時代の「戦国時代」へ
絶対王者が殿堂入りしたことで、ランキングの王座は空席となりました。 ここからは、本当の意味での「戦国時代」が始まります。
① 新たな壁「CUTIE STREET」
FRUITS ZIPPERの妹分であるCUTIE STREET(きゅーすと)。「彼女たちも実質メジャー級では?」という議論はありますが、現時点では「ポストFRUITS ZIPPER時代の最強の門番」としてランキングに残します。 彼女たちが姉の後を追って即殿堂入りするのか、それとも他勢力がそれを阻むのか。ここが最大の見どころです。
② 現場の覇者「iLiFE!」
そして、武道館を成功させてもなお、ライブハウスの熱狂と「沸き」にこだわり続けるiLiFE!。 FRUITS ZIPPERがお茶の間へ羽ばたいたのに対し、iLiFE!は「地下(ライブアイドル)を極限まで拡張した存在」として君臨しています。彼女たちこそが、現在の地下アイドル戦線の実質的なチャンピオンと言えるかもしれません。
③ そして、まだ見ぬ原石たち
1位の席が空くということは、チャンスが広がるということです。 高嶺のなでしこ、CANDY TUNE、そして今はまだランキングの下位にいる名もなきグループが、虎視眈々とトップを狙っています。
FRUITS ZIPPERの皆さん、夢を見させてくれてありがとうございました。 そして読者の皆さん。 絶対王者が不在となり、再び荒れ狂うこれからの「地下アイドル戦線」に、どうぞご刮目ください。

コメント